備前焼考

 

『 備前焼

 備前焼は日本六古窯の一つで焼き物の「ふるさと」ともいわれています。須恵器の流れを汲み、1,000年の間、先祖伝来の伝統と誇りを引き継ぎ、窯の火を絶やすことなく焼き続けられています。

 その昔、足利義政の時代に、禅の心を茶にとり入れたところから備前焼がはじまり、その素朴さと枯淡な色彩は、いまでも絶大の魅力を感じさせ、日本古来の美を伝えております。

 また、その焼色は千差万別でまさに「火」と「土」の芸術です。備前焼特有のどっしりとした重量感、焼肌からにじみ出る土の香り、暖かみ、手作りの味、等これらが一体となって放つ素朴な美こそ「わび」「さび」に通じるものであります。

<岡山備前 一本松窯 備前焼 パンフレットより 抜粋>』

壁掛け一輪挿し

花瓶

 

備前焼について 簡単ですが わかりやすく記されていたので 転載させていただきました。